レフト・バンク
2012年9月
私はもう死んでいる。望んでそうなった。
近くて遠い彼岸を眺める。
きっと、いつでも生き返ることはできるのだろう。
けれど私は望んで、死んだままでいる。
私が生き返る事を、誰も望んではいない。
望むままに生きていて、望むままの姿になっている。
誰も必要としないということは、誰からも必要とされないということ。
誰にも頼らなくて良い力が欲しかった。望むままに、そうなった。
けれど周りには誰も居なくなった。
本当は必要としたかった。側に居たかった。
でも、それじゃ駄目だと思った。だからこうなった。
自分が望んだ事、望むべくしてなった事。
久しぶりに、不幸というものを味わった。
それは、幸せの方を向けない状態。
自分は恵まれている筈なのに、その方向を向けず、足りない方しか見ることが出来ない状態。
それもまた、自分が望んだことだった。
傷つきたくて傷つき、傷つけたくて傷つけ、悲しみたくて悲しんだ。
傷つきたくない私も居た。傷つけたくない私も居た。
色々な思考が私にはあった。どの私も、私だった。
けれど起こりうる未来は、一つだけで。
どんな未来も想定しているからこそ、その未来は、私の望んだものではあるけれども
どんな未来も想定しているからこそ、切り捨てられる心も同時に存在する。
Suite Koodoo
#01 〔EVASION〕
何となく、思い出話を書きたくなったので、ぼちぼち書いてみることにする。
書いて読み返して、やっぱり相変わらず自分はイタい奴だ、と再確認させられるだけであったが、まあいい。
自分はそれまで、ゲームキューブのファンタシースターオンラインでひたすらチャレンジモードのタイムアタックをしていた人間であった。
エミュレーターサーバーになってさえ、ただひたすらに、タイムを追い求めていた。
自分の技のほぼ全てを伝え終え、その伝え終えた人間と道を違えた時、全ての終わりを感じ、2へと逃避した。
知り合いが一番居なさそうなシップを選び、黙々とプレイしていた。
光導というキャラは、ほとんど考え無しに生まれた。名前も、もちろん決めてなかった。
PSOで既に名づけていたKooDooというキャラを漢字にすればいいんじゃね?ということで、本来の意味ならば「坑道」になるところを、当時プレイしていたシューティングゲーム、「ダライアスバースト・アナザークロニクル」の曲名にちなんで「光導」になった。
とりあえず、のつもりだった。長く続けるつもりは無かった。
早く、PSOという世界から離れたほうが良い。ずっとそう思っていた。
ただ、逃げたかったのだ。
…今も、少なからずそう思っているかもしれない。
名前の元ネタとなった、ダライアスバースト・アナザークロニクルでは、組曲 光導 第一曲は『鉄の化石』という名で。
後付ながらも、己は本当に鉄の化石だなあと、しみじみしたものである。
♪レフト・バンク(高橋幸宏)
♪EVASION -回避-(RADIANT SILVERGUN)
#02 〔Sola〕
ソラとは、GCのPSOのチャレンジロビー(68:JP/Alcyone/B:06)で出会った。
出会ってすぐぐらいで、PSOBBのチャレンジTAコンテストが催され、入賞を狙うGC派チームの面子に、何故かおれが含まれていて、ソラもまた、その面子の一人であった。
それからずっと一緒しているので、大概長い付き合いだ。
ソラは一見、無口なようだが、そんなことはない。
ネットでは、ブラインドタッチが出来ないから、文字入力が遅いだけだったりする。
会話すると、延々おれが聞く側になっていることが多い。
仕入れてきた情報を、おれが望む望まないに関わらずずっと話してくれるので、大体おれの知識のソースはソラだったりする。
空気読まずに、自分の言いたい事を言って、場を凍りつかせるのも、昔からの仕様。
本人は意図してないので、そうならないように自分から積極的に人に関わらないようにはしているっぽい。
PSO2は、そんなソラと二人で始めた。
とはいえ、ほぼソロで事足りる難易度だったのもあって、あまり一緒してなかった気がする。
当時はまるぐるがメインで、まるぐるを二人でしてもほぼ意味ないし。
レベルが上限近く(当時は45)まで上がった頃、走破を始めてみたものの、当時の走破はソロでできない、Sランクじゃないと報酬貰えない上にSランクのタイムが非常に厳しくて(ナベ1のSランクが12分とかだっけか…)、当時の武器やPAやフューリースタンスでは、二人ではVHはナベ1しかクリアできなかった。…はずなのだけど。
ソラに訊いたら、「アムドゥがあと1分で惜しかった以外は全部できてた」らしい…
そんな記憶ないぞ。ハードの間違いじゃないのか…?w
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