ゴースト・ソング

ゲームの外だと結構自分に自信があるのだけれど、ちゃれではなかなか自分に自信を持てない。


チャレの世界に戻ってきて、もうすぐ一年になろうとしてる。


私はちゃんと動けているのだろうか、下手で嫌われてないだろうか。そんなつまらないことで未だに、オンの後でしょんぼりしている。

それがつまらないことだということとか、ロビーであんま人のことを気にしなくてよいことはわかった。わかっている。もうちょっと自分の"気分"を大事にしないといけないことも。

私は自分の気持ちにはいつも正直なのだけれど、気分には本当に疎い。

気分を優先している人の事があまり得意ではない、というのもあって、そうなってはいけないという気持ちが強かったから。

周りが上手いので、信頼しきった(思い切った)プレイができる反面、上手くない人間とやると途端にgdgdになる。

特にFO。できるだけやりたくないのだけれど、やらざるをえない場面もしばしばで…


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目標は公式の頃からあまり変わらない。

一番上の人と、同じ景色をみること。


今はもうたった一人でその景色をみているのが、寂しそうだから

そこに辿り着いて同じ景色を見たい


願わくば、寂しさを埋められたらとおもうけれど

多分もう、私にはそれは適わない。


昔、巡って来たチャンスを、私はどうしてふいにしてしまったのだろう?

そんな自分が悲しすぎて、チャレができなくなって、誰にも言わずに離れてしまった。


戻ってきてもどうしても、その願いをあきらめられずにはいられなかった。

ただそこに辿り着いて横にいる事はできないだろうか、と。


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ちゃれ人の恒久的な願いはやっぱり「好きな人としたい」なんだろうな。

他のひとから、こんな、自分と同じような言葉を聞くとは思わなかった。

それは嫉妬や悲しみを生み出す元凶でもある。

昔の引退した、好きだった人の代わりにされるだけで、決して自分自身がみられることはない。

私はそれが嫌で嫌でたまらなかった。私は、誰かに好かれたかった。

けれど本当のところはどうなんだろう?私もまた、自分が好きな人としたいだけなのかもしれない。


ちゃれ人は、好きな人とするために、適当な人と剣を交え、腕を磨くのだ。

腕を磨ききったらもう、その目的が変わる事以外では、外へ出ることは無い。 



♪ゴースト・ソング(Apogee)